1技術力・開発力
熟練の職人集団が仕上げる
オンリーワンの鋳物造り
鋳物は、その性質上再現性が困難であり、製造プロセスにおける一つのミスが命取りになります。そのため、造型や溶解といったひとつひとつのプロセスの作業レベルを高めるために、熟練の職人による厳格なオペレーションを実施。同時に、技術レベルを向上、維持するために全社員を対象とした年1回の社内検定を実施することにより、高品質な鋳物づくりを実現しました。
製造工程においても、図面作成から機械加工、塗装まですべて内製化。社内に技術を蓄積することに加え、20トンクラスまで製造可能な高周波溶解炉や5面加工可能なマシニングセンタなどの設備を導入し、複雑な要望にも対応できる体制を整えています。
JIS規格に基づくFC150~350
及びFCD400~700に対応した
鋳造技術
ねずみ鋳鉄においては、JIS規格に基づいたFC150~350、ダクタイル鋳鉄においては、FCD400~700という非常に幅広い強度に対応しているのが当社の鋳造技術の特徴です。例えば、強靭で加工性に富んだ鋼板を作るために必要な冷間圧延用コイルスペーサー。国内にある多くの製鉄所内で使われているこの製品ですが、過酷な環境で使用されるため厳密な温度管理や鋳込み作業が求められます。加えて、応力除去焼鈍施工やショットブラスト仕上げなども必要に応じて実施。これら一連の作業には高度な職人技が欠かせません。
幅広い業界で活用されている
当社の鋳造品
当社の鋳造品は、製鉄所以外にも産業機械や船舶、自動車業界など多くの業界で活用されています。完全にオーダーメイドかつ小ロットに対応する大型鋳造品から、少品種多ロットを実現したロストワックス精密鋳造品まで、多くのお客様のニーズに応えています。
積み重ねた絶え間ない技術革新と、多くの最新設備の導入により、当社では短納期のオーダーにも柔軟に対応する生産体制を実現しました。
